日々是親子巴里日誌　

１０月２６日から１１月５日まで小学校は秋休み。
もちろんいくつかの宿題もあるのですが、それでもお休みということで
浮き足立っている息子達。
「先に宿題をやってしまいなさい！」と叱責すれば、なんと母でさえ
すらすらできない宿題にとりかかる小学生達。
うひゃー！難しいことやっているのねえ。と、しばし感心。

日本でも神社の横に子供達のあそぶ児童公園があったりしますが、
それとおんなじで、フランスの教会の横にも簡単な遊具つきの
児童公園が併設されているのをよく見かけます。
ここは第５区にあるパリで一番古い教会。

先日次男が８歳になりました。
生意気な減らず口ばかり叩く彼と一緒に歩くと腹の立つことが
多く、閉口してしまうのですが、カメラを持たせておくと
撮影に夢中で「アレを買って、コレを買って」「お腹が空いた」
「喉が渇いた！」「トイレへ行きたい」などとうるさいこをいいません。
先日も彼と一緒に歩く機会があったのでデジカメを持たせておいたところ、
なかなか面白いモノをたくさん撮っていました。

観光客、学生があきれるほど行き交うカルティエラタン付近。
この界隈の食べ物屋は威勢があって押しが強い。
いわゆるフランスっぽいエレガントさはあまりなく、
とにかく集客に必死の様子がひしひしと伝わってくる。
このあたりを歩くと、そういうわけで、お腹も空いていないのに
つい食べきれないほど大きなケバブのサンドイッチを買ってしまった
りするんですよね。こまったものです。

小さな商店が建ち並ぶせせこましさと活気溢れる商店街。
そのど真ん中に住居を構える私は、すべての食材や必需品を
近所でまかなうことが出来る。
魚屋さん、お総菜屋さん、パン屋さんに八百屋さん、床屋さんも
雑貨屋さん。たりないものなどひとつもない。

ルーブルに展示されている彫像のなかでもっとも有名なのはなんといっても
「ミロのヴィーナス」なのですが、ワタクシまだ彼女に一度もお会いしたことが
ありません。こんなご近所に住みながらそれはいささか失礼だ、と、
さっそく挨拶に行って参りました。

朝夕の冷え込みと、日照時間の短さが冬の到来を近くに感じさせる
最近のパリ。秋晴れの土曜日は気持ちが良くて息子達といっしょに
リュクサンブルグ庭園へ遊びにいってきました。

帰国する友人を見送りにシャルルドゴール空港へ出かけてきました。
そこで目に留まったのが通路の両脇に張り出された巨大な広告。
おお、なかなか面白いじゃないか。
と、さっそく写真に収めることに。

コード・りょうこ。
フランスの子供達と我が家の息子達から絶大な支持を受けている
超日本ナイズされた3Dアニメ。毎日夕方６時半から３０分放映中。

地下鉄の構内でミュージシャン達がその腕を披露する光景が
珍しくも何ともないパリですが、ここレアールの駅で演奏しているのは
なんと、しっかりしたオーケストラ！
メンバーは入れ替わり立ち替わりのようですが、１０人前後が基本形。