23
6月 '10

何かにつけて仕事が遅い、仕事をしない、とパリジャンへの文句を口にする私が、

この早業には呆れすぎて拍手喝采を送りたい心境。

なんと6月15日に切った住民税の小切手が、すでに口座から引き落とされていたのですよ!

6月22日付けで支払いが済んでいる訳なので、ちょうど1週間の手続きです。

パリのお役所の通常業務速度を思えば「奇蹟」とも言えるこの偉業に、

「ああ、フランスの財政難は深刻なのであるなあ」

と、空を仰いでしまうのであります。

東京帰省が三日後に迫っているので、いくばくかのユーロを円換金するためにネットより口座を覗けばこういう事態が目の当たりで、

なにかひどくひねくれた意地悪を受けた落ち込みが。

まったく絶妙のタイミングじゃないか。

しかしその落ち込みよりも一回り大きな感情、それは

やればできるんじゃないか、パリジャンよ!」と、いう感心。

やる気があるんだかないんだか、ではなく、

やる気の全くない彼らだけれど、夏休みを前に猛然と仕事をこなしているなんて、

これっぽちも知らないでいた彼らの意外である。

目先の楽しみを獲得するために頑張っているのだな。

幼稚といえば幼稚な思考回路ではあるけれど、やる気を確認できたことは素直に嬉しく少し安心。

久しぶりに再会した福沢諭吉殿を手に地下鉄へ向かう。

私だって目先の楽しさのために日々踏ん張っているのだもの。彼らの気持ちは良く分かる。

それくらいの無邪気さ、わかりやすさは世間にあって然るべきご愛敬。

早業に呆れた今朝だけど、バカンス前に浮き足立つパリジャンがなんとなく愛おしい。

なんてね、脳天気にお人好しに地下鉄の駅へ到着すれば「現在スト中!」との張り紙だ。

いったいどこまで働きたくない人たちなんだろう。

夏のソルドもバカンスもすぐ目の前だっていうのにねえ。

なにがなんでもバカンスの前倒しをしたくて仕方がないんだろうか。

恐るべき子ども達、ではなく、恐るべきパリジャン。

彼らの単純な思考回路は大和撫子の「常識範囲」を軽々ひょいっと超えている。

4 Responses to “夏バカンス前の恐るべきパリの早業”

  1. sakae Says:

    ひょっとしてフランス人は目の前にニンジンぶら下げられてそれ目掛けて走る馬かいな?
    いや馬と云うよりロバかも(汗

  2. ショコラ Says:

    つまり、働きたくないんでしょうね、フランス人。
    ブログを読み始めて2年ですが、パリのイメージがものすごーく変わりましたwww

  3. mme.oui oui Says:

    sakaeさま
    如何に楽してニンジンを食べられるか。
    それしか考えていません。間違いなく。

  4. mme.oui oui Says:

    ショコラさま
    そうです。その通りです。
    如何に働かなくて済むか。
    それしか考えていません、間違いなく!(笑

コメントをどうぞ