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4月 '10

ダリダという歌手をご存じでしょうか。

私は年代的に彼女の歌をリアルタイムで耳にしつつ小学生時代を送ったので、

フランス語だから歌えないけど、でもよく聴いていたから何曲も歌を知っているとても懐かしい歌手。

生母がダリダ好きだったので、夕食後のちょっとした時間や、週末の午後、そして彼女の部屋で、ダリダのレコードをかけ、インチキフランス語で親子いっしょに歌い上げたいくつもの楽曲。

私にとってダリダの歌声は母との嬉しい思い出が密接です。

そんな御縁の親しさも手伝って、パリに住んでいるのだから一度はお墓参りに訪れたい!

と思っていたのに、その機会もなくすっかりそんなことも忘れていたら、今日ひょっこりとダリダ広場に出くわしてビックリ。

「あ、ダリダ!」

なにかやたらに嬉しくて駆け寄って写真を撮ってしばし感慨に。

彼女の顔を見ながら「le temps les fleurs」を口ずさんでいたら通りがかりのマダムも一緒になって歌ってくれました。

いいですねえ、パリのマダム。

この隣にあるモンマルトル墓地に眠るダリダ。

モンマルトルを愛し、最後までそこに住み続けた彼女。

「許して下さい、人生は辛すぎる」

と、遺言を残して1987年5月3日に睡眠薬自殺。享年54才でした。

4 Responses to “パリ・モンマルトルのダリダ”

  1. ショコラ Says:

    こんにちは!oui oui さん、お久しぶりです!
    私もダリダ、小さいとき聴いてました!母親といっしょに!(同世代ですねー!
    「恋するジジ」というの、これ日本語でしたがダリダ本人がうたっていたのでしょうか。
    自殺したなんて知りませんでした。ショック
    合掌

  2. sakae Says:

    人生は辛すぎるって
    楽な人生ってあるのかなぁってダリダさん無くなった時思ったよ。
    美しき女性には美しくない人生は辛すぎたのかも。

  3. mme.oui oui Says:

    ショコラさま
    お久しぶりです。お元気でしたか?
    恋するジジ、知ってますよ! こいがいきがいのイロオトコー♪ってやつですよね?
    あれはダリダ本人がうたってます。もちろんナレーションも!
    越路吹雪さんあたりが日本語バージョンをやっていらっしゃるのかと思ったのですが。
    しかし恋するジジをご存じとは!
    かなりのビッグファンですね!

  4. mme.oui oui Says:

    sakaeさま
    人生落ありゃ苦もあるさ
    ダリダが水戸黄門をしっていればよかったのに・・・
    とか不謹慎を言わずに、もうすぐ命日です。
    静かに手を合わせて黙祷したいと思います。

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