フランスではマジック(奇術)が普遍の大衆娯楽としてしっかり定着しています。
老若男女、大人も子供もみーんな手品が大好。
不定期ではあるけれど、に三ヶ月に一度は必ず放映されるスペクタクルショウは放送時間3時間半から4時間の長丁場。
今回の大感激はなんといっても日本人マジシャンの「加藤陽」くん。
くん、なんて呼んでしまうのは、彼の少年のような容姿のせい。
司会者も「彼は高校生みたいにみえるけど、これでも22才の青年なんだよ!みなさん!」と言ってました。
ネット検索してみれば、その世界ではとてもメジャーで実力も備わった方だそう。
現役の大学生、らしい。
その加藤陽くん。
菜箸程度の長さの棒(きっと専門用語があるのだと思いますが)を何本も操って、
色を変えて、というとってもシンプルで判りやすい、見ているこちらはただただ「え?」「え?」「え?」と、
戸惑っている間に終わってしまうというアッサリ手品。
簡単そうに見えるものほど習得は困難。
というのが日本的価値観であり常識なので、彼の技術をみればどれほどの実力なのか一目瞭然。
頭が下がります。
司会者のムッシューも「とにかく素早い、早い、すごく早い! だから見逃さないで!」と、うるさいほど連呼しての紹介でした。
しかし、その注意はまったくの本当で、彼のサンパな笑顔と、スリムな指先にみとれているとあっという間にお終いです。
むすこ達はその妙技に拍手喝采。
ニコラは「洗練されているなあ、日本人は」と、おそらく加藤くんのいくつか前に観た「中国雑伎団の過剰華美な衣装」と比較したらしいつぶやきをtwitter に入れてました。
一時は真剣にマジシャンになりたい。と、随分手品を練習して上達した長男は、すっかり加藤陽氏にノックアウトされた格好。
しかし早すぎて、スマートすぎて、なにがすごいのか理解する前に終わってしまうのはまったく残念。
大袈裟なアクションも、アシスタントのナイスバディなおねーちゃんも、大がかり舞台装置も、派手な衣装もなんにもない。
細身で童顔の加藤君が無言の笑顔で、自分の分身のような細身のスティックを何本も操る様。
ただそれだけです。
ニコラの「洗練されているなあ」という発言はまさにドンピシャな感想。
パリから見たら地球の最極東にある神々の住む小さな島国ニッポン。
そこからやってきた「遣唐使(唐じゃないけど)」、加藤陽くん。
またパリジャンたちをあっと言わせる洗練奇術を披露して下さい。
次回を楽しみにしています。
こういうスマート(洗練された)な日本人を見ると気分が晴れやかで嬉しくなりますね。
日本マジシャン協会、のようなところで紹介されている加藤陽氏。
ニコラ曰く「ニッポンジンは年齢不詳でこわい!」だそうです(ははは
よろずなブログ? ←これがご自身のブログらしいです。カードやコインの手品などの動画をアップなさっています。
ご興味のある方はぜひ。
2月 8th, 2010 at 16:37:58
こんばんはouiouiさん
おお~!今年の夏は日本なのですね!(今日の内容と関係なくてスミマセン)
お帰りなさい?いらっしゃいませ?
とにかくなんかうれしいですよ~
ouiouiさんご一家はすっかりフランス人みたいですね。
どこかでお見かけしたら声かけちゃうかも~、なんて(笑)
東京だいぶ変わっているのかなあ??
とにかく楽しみですね!
2月 8th, 2010 at 20:55:34
ナディアさま
こんばんはナディアさま
そうです、なんと5年振りの帰省です。
「おかえりなさい!」と言っていただければ幸いです(笑
名札やゼッケンをつけて歩いている訳じゃありませんが、青山の骨董通り界隈で「もしや!」と思われる親子連れがいましたら、
それはおそらく私たち親子に違いありません。
ぜひお声をかけて下さいませね♪
2月 9th, 2010 at 07:27:20
こう云った洗練された日本人が出てくると同じ日本人としてどうしてこうも違うのだろうと泣けてくるsakaeなのでございます。