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2月 '10

ことある毎に遊んでばかりで働かないフランス人! と呆れる私であったのに。

最近他所様のことをとやかく言える立場ではなくなっている我が身に呆然。

すこし立て込んだ予定だったり仕事だったりしただけで

はやくバカンスにならないかなぁ」と、あっというまにバカンスイメージに現実逃避。

ニコラと出会う以前のバカンスといえば、パリに残ってさまざまなアクティヴィティに参加したり、テニスプール手近な国内旅行を楽しんでいたけれど、いまではもっぱらノルマンディの別荘。

別荘生活はなにも考えずにぼんやりできるところがなによりもいい。

おまけに自分で台所に立てるからフランス風のお料理ばかりで胃腸の具合を崩すこともない。

食べたいものを食べられる幸せは外国生活においてとても重要。

とくに年令が嵩めばかさむほど、自分の口と身体にあった物をたべたいと強く思う。

仕事も子供もなにもなく、ただ身体を休め頭を使わず、好きな物を食べて飲んでのんきにすごす別荘生活は確かな安息である。

日々を懸命に、というより、ドタバタと忙しなく過ごしている生活だから、二週間のバカンスは心身共にありがたい。

二ヶ月に一度は巡る二週間のバカンスを

「なんてなまけものな習慣だ」と呆れた日々は遠く、

今ではすっかりそれを待ち望む体質になってしまった。

バカンスといえばあちこちに出かけて精力的に動いていたのが嘘のような最近。

手持ちの体力が減った、というのもあるし、フランスでやってみたいことは大抵はやってみた、ということになるかと思う。

お陰様でむすこ達もそういう引きこもりがちなバカンスを好む年令になってきた母親に

どこそこへ連れて行け、とねだる年令でもなくなってきた。

小遣いを渡せば友達同士で気軽にさっさと出かけてしまう。

二週間後の冬のバカンスは、そういうわけでいつもの別荘だけれど、

むすこ達はおのおの気の合う仲間を別荘へ招待しているから、やっぱり母親に諸々ねだることはなにもないはずである。

まぁ寒いし、あまり外に出ず、温かいワインでも飲みながら母はのんきにすごしたい冬のバカンス。

相変わらずの貧乏暇無し生活の中、こういった想像に遊びつつ易しくはない外国生活を乗り越えている。

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打合せのために初めての駅で電車を降りる。

日常にかまけて忘れがちであるけれど、エッフェル塔を確認すれば自分がパリにいることをしみじみ実感。

ずいぶん遠くで生きているんだなあ。

と、東京タワーを思い出す。

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