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11月 '09

このブログでも何回かかいていますが、フランス語でジャムのことをコンフィチューといいます。

カタカナ表記される名詞が外来語の場合、なるべくそれを日本語表記に努めようとするのは、やはりフランス語が第二外国語というスタンスだから。

私の母が欧州贔屓の人間だったので、彼女は欧州発音でカタカナを話していました。

だから国の名前は特にその違いが顕著で、フランスをフォンセ、パリスをパリ、イタリアをイタリー、オランダをオロンデ、イギリスはオングレなど。

でも食べ物の名前はしっかり日本語だったのは「米語に馴染みがなかった」というほかないのだと、英語圏ではない外国に住んで思い当たるようになりました。

ソーセージを腸詰めといい、ワインを葡萄酒といい、ゼリーを果汁寄せと呼んでいた母。

彼女がいま生きていたら「ジャムはなんというの?」と聞いてみたい気がします。

わが家にパン食の習慣がなかったので、もちろんそこに付随するジャムも食卓に登場することがありませんでした。

はたしてジャムはなんというのでしょうね。

乾物屋の店先で「どのコンフィチューにする?」と息子達に尋ねながらふとそんなことを思い出しました。

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と、いうわけでこのたび購入のコンフィチューたち。

左が私の激しいお薦め品。マドレーヌ。フランス語では「ろ〜ぉんじゅ」と発音。

中央がカシスのジェル。果肉を取り除きペクチン濃度を上げてジェル状になっているジャム。

ジャムというよりぱっと見「ゼリー」のよう。小匙にすくって皿へ取り分けるとそれがふるふるとふるえる固形度。

右端はフランス人の一番人気。フランボワーズ。パリジャンの発音だと「フォンボワー」が一番近いかな?

どこの家にいってもヌテラ同様大抵常備されている木苺のジャム。

2 Responses to “パリ・コンフィチューの好み”

  1. ココア Says:

    コンフィチューのビンも激しく乙女心を刺激しますね!
    かわいい〜。

    日本ではいくらにはね上がっているのか気がかりですが、もし見つけたら、おすすめのマドレーヌ食してみます(*^_^*)

  2. mme.oui oui Says:

    ココアさま
    先日のヨーグルト同様、このコンフィチューもbonne mamanシリーズ。
    何を頂いても無難に美味しく、かつ庶民価格の優良商品。
    わが家のお気に入りブランドです♪

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