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4月 '09

フランスはノルマンディ地方ウルガット(houlgate)という小さな海辺の避暑地。

もちろん高級避暑地なので、それなりのレストランもホテルもカジノもあるけれど、基本住民は大変少ない場所。

そういうところでまかなわれる食材はすべて「地産地消」。

大地とお日様の恵みをたくさん受けた滋養美味なたべものです。

マルシェの中に牧場主のマダムが小さなお店を出しています。牛乳も低脂肪から低温殺菌、フルファットからクリームまで。さまざまな種類が並んでいます。

なかでもここのバター(塩分50%)が最高なのです!

差し引き無くなにしろ旨い!

賞味期限が10日ほどしかないので、これを買うとお料理からトーストまで、あらゆるところにバターをつかわなければなりません。

でもまったくしつこくない。サラリと本当にしみじみ旨い。

朝あつあつのバゲットにこれを薄く切って乗せればそれだけで「いい朝万歳!」な気分に。

今回は別荘滞在人数が多いし、招待客も日々あるので、ニコラと話しあって大きなサイズをふたつ購入。

なんと500グラムです。500グラムのバター!

だけどこれもあっという間になくなっちゃうんです。

フランス人の手にかかると・・・つか、口にかかると・・・

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マダムのお店の片隅に並ぶプリン! これが滅法旨い! 朝早く生まれた玉子と、農場の牛乳でつくられています。

この濃厚で素朴な味はとっても懐かしい。子供の頃母親がお八つに作ってくれた昭和40年代のプリンそのままの味。

ママの愛情意外はなーんにも特別なものは入ってない、ただのプリン。

フランスではcream aux ouefs(クレームオーズー)という名前です。

最初は私の「美味しい美味しい!」攻撃に大照れのマダムだったのですが、最近では私の好みの焼き加減のものを用意してくれるようになりました。

子ども達は写真のように、焦げ目がついて、なかにもしっかり火が通っている物。

私が好きなのは焦げ目どころか、焼き目ひとつつけず、中もやっと通った、というくらいの焼き加減。

舌に乗せた途端にほろほろと崩れる、おぼろ豆腐のような舌触りのものが好みです。

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4 Responses to “ノルマンディの幸せな味”

  1. ままん Says:

    美味しそう~( ̄¬ ̄) ジュル・・・
    そうそう、昔のプリンは硬かった(笑)
    今、プリンと云えば、プッチンプリンを想像しちゃいます。
    プリン、最近食べてないなぁ~
    でも、こんな本物のプリンを食べたら
    コンビニのプリンなんて、食べられませんね~

    ouiouiママ、あのね、全然関係ないんだけど
    今日と云うか昨日ね、ouiouiママと、電話でしゃべってる夢を見ました♪
    何を話したのか忘れちゃったんだけど、
    すご~く、可愛い声だったよ~(#^_^#)
    あ!モチロン日本語でしゃべりました~~

  2. sakae Says:

    食べ物ネタはよだれが止まらんから(笑

  3. mme Says:

    ままん さま
    あのですね、このプリンは、もう、なんというか、ほんとうに美味しくて、ご指摘通り、他のプリンが食べられなくなる美味しさなのです。
    私と電話で話した夢(笑顔)
    嬉しいです、とーっても!
    きっと「花麹菊家  和っぷりん食べた?アレ美味しいのよね!」だとか「マーロウのプリンもなかなか!」なんて程度のことなのでは・・・(冷汗
    ああ、マーロウのプリン食べたいなあ。

  4. mme Says:

    sakae さま
    とまりません、とまりません!とめどもなし、ですね!

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