毎朝起き抜けに必ずそういった円相場やら株式動向をチェックするビジネスマダムのアテクシなのですが、今朝はなんと1ユーロ151円なんていう目を疑うような数字に浮かれているパリの朝なんですよ。
昨年末には1ユーロ158円にまであっという間に上昇して、それはそれは不安度の高いユーロ・円相場でしたが、そんなにいつまでもユーロばかりにいい目は見せないぜ!と世間が認識したのか、あるいは、世界のどこかにいるほんの一握りの大金持ち達のちょっとしたお金儲けが一段落したのか、ここ1週間ほどは154,155の辺りを推移していたユーロ相場。
2005年の春先には130円台だったのに、この高騰振りはなんでしょうか。
あまりに高騰するので、このまま振り回されてばかりでたまるものか、と、いつもの負けん気をぐいっと出して為替相場にも手を出したりバタバタ暴れてみましたが、まあ、今は小康状態なのでしょうか。急激な変化はみられないわねえ、などと悠長に構えていたら151円ですって。
なんと。
買い物をするときに無意識のうちにその値段を円換算するのが癖になっているのですが、1ユーロ150円ほどだと計算が簡単でいいです。
1ソンチームの桁まで正確に計算するわけじゃないけれど、1ユーロ158円、なんていうと、どうも計算がめんどくさくて円換算が怠りがちになってしまう。
先だってのソルド(セール期間・フランスではこの期間が国によって定められている。6月と2月の年に二回)のときはユーロ相場が激しく動いていたので、買い物のたびにひとりでアタマの中を混乱させ、お買い得感があるのかないのかもよくわからないままに買い物をしてしまった後悔がある。
このブーツは元値が256ユーロでしょ? で、今117ユーロで売っている、と。だから
つまり、139ユーロの値引きになってて、今1ユーロ157.8だったから、まあ158円で計算するとして、えーと、えーと、えーと、21962円の値引きなのね! まあ!ステキ!
と、まあ、こんな具合にソルドの商品を手にとって、その喜びが顔面の表情を形作るまでに、やや時間がかかるわけです。
なので、たいていの場合はそういう計算を放棄して、とにかく今は買い物の季節。と腹を決めて子供の衣類や自分の靴などを購入いたしました。
151円となれば計算も簡単だし、2ユーロ300円くらい。という意識なので気が楽です。桁が増えてもその程度の計算ならだいじょうぶ。
なにしろ1ユーロ160円になったときは、もう恐ろしくて玉子一パックだっていつものオーガニック製品を買うことが出来なかったほど。
それはかなり悲しい出来事だった。
収入が減ったわけでも、失業したわけでもないのに、自分の貧乏が日増しに強くなっていくのである。なんと不条理なことか。いつも通りの生活をしているだけなのに、世界の誰かが操作している「相場」というもののために自分の生活が脅かされるのだ。
これはたまったものじゃない。
だから今朝の151円の数字は「オーガニック製品の玉子が買える!」という素直でわかりやすい実感を伴って受け止めることができた。
まあ冷静に考えてみれば、それだって、けっこうな上昇振りな金額なのではあるけれど、そういうことは一般庶民がどうこうできる問題でもないからしかたがない。
と、すでにユーロ相場から気が離れつつあるいい加減なアタクシ。
今日は午前中になんの用事もない月曜日。
ちょっとそこらをぶらついて、春用の明るい色のストッキングでも探しに行こうかしら。などと考えているのです。
bonjour! comment ca va?
二人の息子と一匹の雄猫と共にパリ6区に住んでいる私が、母子我が家のドタバタ振りを日常の視点で綴っています。雑誌では絶対に紹介されない普段使いのパリ生活をどうぞ御笑読下さいませ♪