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1 月 '05

ブラッド・ピットとジェニファー・アニストン夫妻が離婚! の話題まっさかりの時に出張で北欧へでかけたので、
まさに、地球上の女性達がその話題にもちきり! というのを目の当たりにしてきた。
成田空港でも、コペンハーゲンの空港でもヘルシンキの空港でも
飛行機の中、外国の街の中、仕事で会う人たち、どこへいってもその話題がついてまわった。

そこで一番の話題になっていたのは、妻であったジェンが子供を作らない理由であった。
ブラッド・ピットとの子供よりも魅力の強かった「女優のキャリア」。

私ならブラピの子供を産む! という女性が圧倒的だった。
もちろん、私だってそんな機会があったら間違いなくブラピの子供を産むけれど、
実際問題、ブラピと夫婦になれるチャンスも知り合うチャンスも無いわけで、
ブラッド・ピットと年の変わらない私にとって、いまから「出産」というのは正直しんどい。
どちらかといえば体力的に絶対御免被りたい、くらいのものだ。

科学的な進歩によって出産の高齢化は問題ない、と言われてる。
しかし。
生んだあとの子育て。
これが大変。

なにかにつけて
「ああ、あと5年はやく子供をうんでいればよかった!」と思うことしばしばだし、
「ああ、私も年を取っているンだわ」と感じさせられる回数が多いこと甚だしい。

私自身の体験として思うのは、育児のことを考えたら出産のデッドゾーンは37才だ。
もちろん、仕事を持つ女性、という意味においてだが。

自分が仕事を持っているので、持っていない状況で考えるのは難しいけれど、
専業主婦だったら、40才くらいで生んでも体力はあるのかもしれない。

私は若い頃から運良く自分の望む仕事を手にすることもできたけれど、なにより家族が欲しかった。
夫となる男性の子供、というより、自分の子供(家族)が欲しくてたまらなかった。
子供が大好き! というわけではなくて、自分の基盤として「家族」が必要と考えていた。

もともと体力に自信のあるほうじゃなかったから、第一子は20代で出産、
少なくとも第二子も30代前半で、と、結婚する前から決めていた。
それくらい体力に自信がなかったのだ。
今でこそふくよかな身体だけれど、20代の私は体脂肪率17%の大酒飲み&大食漢のがりがりであった。

子供(家族)が欲しい気持ちが強くて結婚をしたから、先天的な疾患のため妊娠が困難と宣告にはかなり落ち込んだ。
しかし、それにもめげず、1年間の通院と漢方薬の治療でどうにか妊娠、着床。
そういったわけで、めでたく第一子は29才で出産し、第二子は31才で出産。

驚くべき事に、それまでは体力のなさを気力で補っているような私が、妊娠と出産ですっかり体力のつく持久力のある体質に改善されてしまったのだった。

妊娠中もやたらに体調がよく、出産後の母乳もヤフオクに出品しようかと思うほどよく出た。
おっぱいも堂々と大きく形よく、ぴんっ! と張りがあって素晴らしかった。
うん、あれは嬉しかった。
世間が許してくれるならぜひ見せびらかしたかった。

どちらかといえば、私は恵まれている人間だと思う。
この不景気において、まずまずの仕事があり、子供達がいて、自由になる自分のお金と住まいがある。
友人も多くはないけれど、みな長いつきあいをさせてもらっている気心仲間ばかり。
癒しのペットもいる。(駄猫だけど)

そりゃもちろんままならないことも同じくらい抱えているけど、恵まれているな、と思えることが
それと同量あるのなら、それくらいのマイナスは相殺できる。

今、いちばん必要ない、不要なモノ。

そう思うのは、正直いって「夫」である。

ままならないモノと恵まれているモノが同量ならばそれでいい。
そう考えられないとき、仕事と家族を持つ女は「夫」を簡単に捨てるだろうと、私は考える。
もともと他人だった「夫」を他人に戻してやるのだ。

子供達は家族で、夫は他人だ。
ままならない一番の根源。

私と夫はお互いに多忙を極めているので、好むと好まざるとに関わらず、すれ違いの生活を強いられている。
すれ違いがあまりに長く続くと、当然のことだけれど、その状況に慣れてしまう。

たまにいっしょに時間を過ごすチャンスがあっても、お互いの努力と歩み寄りが無くては
ものの一時間さえ間が持たない。

たまに会う方が刺激的! というのはときどき耳にする台詞だけど、子供の居る夫婦の場合に
その台詞は当てはまりにくい。

子供のことで話し合ったり、心配したり、なにかを提供しなくてはならない問題を、
たまに会ったときに解決しなくてはならないから、おのずと色の抜けた話題が中心となってしまう。

そこで子育ての方針ややりかたで衝突がおきれば、もともと他人だったすれ違いだらけの夫婦は、
その衝突の納め方がうまくいかず、どんなふうに折り合いをつければいいのかわからないまま仏頂面でふてくされてしまうのである。

そして私のように、恵まれている女は「離婚」しよう。という気持ちがぐんぐん育っていくのである。

もしも私の「夫」がブラッド・ピットだったら。

もちろん、子供は産む。
そして当然のこと、仕事はしない。
だって、ブラピですよ。
仕事をとって離婚する、なんて、馬鹿じゃん。
ほんと、私はそう思う。

ブラピ、おんな見る目無し。

桁外れにかせぐ夫に挑むほうが馬鹿げてる。
あれだけの男の妻になったら、とりあえず自分のことは諦めて巣作り中心でいかなくちゃ。
それからだって、いくらでも自分のキャリアなんて積めるんだし。

ジェニファー・アニストンはすごく馬鹿なおんなだ。
子供生んで育てて、それから「キャリア」のために、って離婚するほうが100万倍かっこいい。
「ほしーよー、ほしーよー、こどもうんでよー」
っていってる夫をあれだけひっぱっておいて挙げ句に「離婚」。
おんな下がってますね、実に。

そのてんジョニー・デップの女房はエライ。
あの女房こそ、いい女。
若いころはシャネルの鳥かごに入ってポスターになってたヴァネッサ・パラディ。
ジョニー、見る目あり。

ってことでこの勝負子供をもうけたジョニーの勝ち。

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