秋晴れの日曜日。近所の蚤の市へ。
地元民の地元民のためのローカル蚤の市。
歩いているだけで知り合いに出会ってしまうし、店を冷やかせば売り子は近所の老夫婦だったり。
おかげでやけに重厚なアンティーク雑貨をいくつも購入してしまう。
まぁこれもご愛敬。のんびり楽しい日曜の午後である。
ベビーシッター依頼があって、そのママが赤ちゃんを我が家へ連れてくる。
お預かりするのは赤ちゃんやお子様だけじゃ無くて、オムツやオモチャやDVD、哺乳瓶から粉ミルクまでさまざま。
日本の赤ちゃんグッズの発達は留まるところを知らず、ときどき激しく納得するものがある。
今回がこれ。
パンダのぬいぐるみになっているおしゃぶり。
200CCサイズの哺乳瓶と同じくらいの大きさのぬいぐるみの頭におしゃぶりの乳首がついている。
そしてそれは取り外しが出来て、月齢によって「歯固め」になったり「おしゃぶり」になったり変身するんである。
すごーい
そしてこのボール。いっけん猫のおもちゃのような風体だけど、これがモノを掴めるようになったばかりの赤ちゃんには最適。
掴みやすくて、軽いシリコン製でおまけにちいさなガラガラが4カ所についている。
これは現在我が家でのベビーシッター中に大変重宝している大人気赤ちゃんおもちゃである。
歴史的に大変興味深い街で、おもいのほか気に入ったので何回か足を運んだのである。
中でも「カーン中世砦城」に惹かれることこの上なく、ここで何時間もの時を過ごすこととなった。
まさに本物ドラゴンクエストの佇まい。
雰囲気としてはドラゴンクエスト3のシャンパーニの塔 といった感じか。
パリ個人ガイドをしていて嬉しいことは、もちろんいろんな人たちとの出会いであるけれど、時間がたって「ああ、嬉しいなあ」と感じること。
それは写真を送ってもらったとき。
「○○さんと取った写真です」という挨拶とともにメールに添付されて受け取る写真の嬉しいこと。
ガイドした方達、お預かりしたお子様達と一緒に撮った写真が1週間後くらいで届いたりすると、自然に顔がほころんで「ああ、楽しかったなぁ」となる。
写真を請求するわけではないけれど、たしかに何枚もいっしょに写真に収まったはずなのに、一枚も送られてこないこともある。
いままでお世話になった方達は何百人もいらっしゃるけれど、たった1日のガイドだけでも、記憶に残る方と残らない方がいる。
記憶に残るのはガイドをしているその時のことではなくて、後日受け取る画像によって私の記憶に残されるようだ。
日が経ってから送られてくる写真で「ああ、このときはこんなことがあった、あんなことを喋った」と、経験が思い起こされてその方のお顔がバッチリ記憶に留まるらしいのだ。
立て続けに1週間ガイドをさせていただいた方達のことは写真なぞなくたって、しっかり記憶に残る。それはあたりまえのこと。
今までに受け取った写真を時々眺めながら、いっしょに写っている方達のことを思う。
初めてのパリ旅行で緊張している方、何回目かのパリですっかりリラックスしている方、同伴のご主人と喧嘩中の方、子ども達の世話でぐったりしている方。などなど。
いろんな状況の方たちと撮った写真には、そのときの言葉と気温と時間もしっかり写っている。
懐かしいなあ。楽しかったなぁ、またの機会があればお目にかかりたいなあ。と、なるべく陽気なことへ目を向けて、間違っても「私も若かったわ」などとは決して思わないようにしているのである。
アペロをしたい!というお客様のご希望でホテルフーケッツのバーへ。
ここはテラス席が広くて開放感がある。1流ホテルのバーらしくサーヴの人間もみな大変感じよく教育されている。
おまけに宿泊客(私が個人ガイドをさせていただいたお客様)、となれば、そのサービスはもう言うまでも無い。
私もお客様も大満足に嬉しいアペロであった。
Hotel Fouquet’s Barrière
46, avenue George V
75008 Paris
Tél : +33 (0) 1 40 69 60 00
パリで頂くアメリカンハンバーガー。
まずはバドワイザーとクアーズで乾杯。
運ばれてきたのがこれ。見た目はなかなか悪くない。
マドレーヌ地区に用事があったその帰り、ラデュレで午後茶の贅沢をする。